【長崎】県内初「人に優しい地域の宿」厚生労働大臣賞受賞 長崎スカイホテル
全国旅館ホテル生活衛生同業組合が主催する「人に優しい地域の宿づくり賞」で最高賞の厚生労働大臣賞を、県内で初めて受賞した長崎市のホテルが大石知事に報告しました。
受賞したのは長崎市江の浦町の「長崎スカイホテル」です。引きこもりや精神疾患がある人などが月額の家賃を支払い、ホテルで暮らしながら炊事や洗濯、規則正しい生活を送ることで自立を目指してもらう「宿泊型自立訓練」を去年4月から実施しています。1年間で延べ30人を受け入れました。去年5月からは元受刑者の社会復帰に向けた支援もしています。
長崎スカイホテル・塚島宏明副社長:「親世代が障害を持っている子どもを見られるうちはまだいいが、そうじゃなくなった時に自立して生活ができる環境を社会のインフラとして、地域のインフラとして整備する必要があると思っていまして、その一翼を担えればという思い」
大石知事は「利用者の人生にとっては掛け替えのない大きなきっかけになると思う。この取り組みが広まってほしい」と話しました。