ニュースNEWS

【長崎】「苦しくても生き抜いて」18歳の息子を集団暴行で亡くした犯罪被害者遺族が講話

2023年07月13日

18歳の息子を集団暴行で亡くした犯罪被害者遺族がその悲痛な胸の内を語りました。

「おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ」副理事長の市原千代子さん69歳。24年前の1999年、当時高校2年生、18歳だった次男の圭司さんは、同級生ら3人から「態度が生意気」などの言い掛かりをつけられ、集団暴行を受けて亡くなりました。

おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ・市原千代子副理事長(69):「あれほど辛く悲しく苦しかったのに(私は)23年間あまり生きてきて、やっぱり良いこと楽しいことうれしいことあった。だから皆さんは、どんなに辛く悲しく苦しくても、与えられた寿命を全うし、生きて生きて生き抜いてほしい」

県被害者支援連絡協議会の総会で講演した市原さんは、当時の心境などを語り、県内で支援に取り組む37人が聴き入りました。

県臨床心理士会・大徳朋子会長:「できるだけ心に寄り添ったことをしながら、話も聞いて支援を進めていきたいと実感している」

市原さんは全国の教育機関などでも命の大切さを伝える講話を続けています。