【長崎】13日(月)からマスク着用「個人の判断」県内の交通機関や県庁では?
新型コロナウイルス対策のマスクの着用は13日から屋内・屋外ともに「個人の判断」が基本となります。長崎の路面電車やバス、航空機など公共交通機関や県庁、県議会はどのように対応するのでしょうか。
県議会ではこれまで本会議場や委員会室などで議員や県職員、報道機関に対し「不織布マスクの着用」を求めてきました。しかし国の感染症対策本部が3月13日以降「マスクの着用は個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本」と見直したことを受け、県議会も来週から議場などでマスクの着用は個人の判断とします。ただしコロナが流行した場合などは必要に応じてマスクの着用を心がけるとしています。一方、質問台などに設置しているパーティションは5月8日に新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられるまでは現状のままとするとしています。
県庁では9日付で各職員に対し「13日以降、原則職務中のマスク着用は必要ない」と通知しました。ただし子ども医療福祉センターなど所属長の判断でこれまで同様マスク着用を推奨する職場もあるとしています。知事ら3役に関しても同様の取り扱いです。ただし感染状況によってはマスク着用を呼びかけることもあるとしています。
一方、長崎市で路面電車を運行する長崎電気軌道は、13日(月)以降、政府の方針を受けて乗客のマスク着用は「個人の判断に委ねる」ということです。現在、車内に掲示している着用呼び掛けのシールなどの広告物を順次はがしていて、車内放送は既にやめています。それらに代え、「混雑した電車やバスに乗る時は着用を推奨する」など、厚生労働省のリーフレットを車内に掲示しています。運転士はしばらく着用を続けるということです。
また、長崎バスと長崎県営バスも、13日(月)以降、乗客のマスクの着用については共に「個人の判断に委ねる」としています。一方で乗務員については「引き続きマスク着用」を求めるとし、車内で実施している窓を開けての換気や運転席の飛沫防止ビニールカーテンの設置も継続するとしています。
また本土と離島を結ぶ航空便を運航するオリエンタルエアブリッジも13日からマスクの着用を個人の判断に委ねると発表しました。乗客は「乗客自身の主体的な判断を尊重」。客室乗務員や従業員のマスク着用についても個人の判断に委ねるとしています。