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【長崎】核兵器禁止条約締約国会議出席へ長崎を出発

2022年06月16日

21日からオーストリアのウィーンで開かれる核兵器禁止条約の初めての締約国会議に出席するため、16日、被爆者や高校生平和大使が長崎を出発しました。核兵器の開発や使用などを禁止する核兵器禁止条約の第1回締約国会議は21日から23日にウィーンで開かれます。今年の平和祈念式典で「平和への誓い」を務める被爆者の宮田隆さん(82)は締約国会議に出席する他、21日、各国の若者が集まる会議のセッションで1時間、話をします。宮田隆さん(82)は「私の原点は原爆だから、原爆を乗り越えてきているから、信念を持って生きてきたから、もう二度とやらないよと、夢と希望を捨ててはいけない、そのための一つの国際会議だと」と話しました。

被爆者4団体の一つ県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長(79)は、会議前日の20日、オーストリア政府主催の核兵器の人道的影響に関する会議に日本政府代表団の一員として参加します。朝長会長は「ウクライナ戦争の影響がいま極端に出てますので、核兵器が使われるかも知れないという状況でこの会議が行われますから、やっぱりこの核兵器国をこの核禁条約にどうやって入れるか、根本の議論が今回行われるかどうかに注目している」と話しました。

核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴える高校生平和大使は、長崎と広島から2人を派遣します。第24代高校生平和大使で青雲高校3年の神浦はるさん(17)は「核兵器廃絶へ向けた大きな第一歩である核兵器禁止条約の第1回の会議がある場に行けるということをとてもうれしく思います」と話しました。長崎から派遣する佐世保市出身の第24代高校生平和大使、青雲高校3年の神浦はるさん(17)と同行する高校生平和大使派遣委員で被爆者の川副忠子さん(78)、全国被爆二世団体連絡協議会の崎山昇会長(63)の出発式が長崎空港で行われました。神浦さんは会議の傍聴やNGOセッションでスピーチができるよう調整中で、17日、若者主催のオリエンテーションに参加し、核兵器禁止条約に批准した国、していない国双方の若者と交流する予定です。神浦はるさんは「核兵器のない世界をつくるために私たち自身頑張っていかなければならない。千羽鶴を折るように小さな活動を少しずつ積み重ねていかなければいけないということを主に盛り込んだので、その場でもし時間があれば世界中の若者とかと一緒に鶴を折って、みんなで改めて平和の世界の思いを込めて少し折れたらなと思っています」と話しました。ウィーンでは活動をSNSで発信したり、19日には日本の高校生平和大使らとオンラインセッションを行います。

締約国会議には長崎市の田上市長も出席します。18日(土)に長崎を出発し、19日から1週間の日程でウィーンを訪問します。