水産庁は、五島市女島沖の排他的経済水域で、中国漁船を拿捕し、船長を逮捕したと発表しました。中国外務省の報道官は「中国船員の安全と合法的な権益を保障するよう望む」と述べました。
水産庁九州漁業調整事務所によりますと、漁業取締船が、12日、五島市の女島灯台から南西約170キロの日本の排他的経済水域で、中国の虎網漁船を発見しました。
鈴木農水大臣:
「立ち入り検査を実施するため停船命令を発出しましたが、停船命令に応じることなく逃走しました。そうしたことから午前8時25分頃に同船に職員が乗り移りまして、捜査を行い、午後0時20分すぎに漁業主権法における質問検査の拒否・忌避罪で同船の船長を現行犯逮捕したところであります」
取締船は、漁船を拿捕し、中国籍の船長・チォンニエンリー容疑者(47)を現行犯逮捕しました。水産庁は、認否を明らかにしていません。船には11人が乗っていました。水産庁による外国漁船の拿捕はことし初めてで、中国漁船の拿捕は、2022年以来ということです。
木原官房長官:
「現在、捜査中でありますが、外国漁船による違法操業の防止および抑止のため今後とも毅然とした対応で取り締まり活動に取り組んでまいります」
中国外務省の報道官は、「中国政府は一貫して中国の漁民に法律と規定を守るよう求めている」としたうえで、「中国漁民の合法的利益を断固として守る」と強調しました。
さらに、「日本側に中日漁業協定に従い、公正な法執行と中国船員の安全と合法的な権益を保障するよう望む」と求めましたが、日本側への直接的な批判はありませんでした。