
長崎市は、今後5年間の財政見通しを公表し、来年度から集中的に収支改善に取り組む方針を示しました。
鈴木長崎市長:「長崎市の財政状況は極めて深刻で、新たな収支改善策を講じなければ年間100億円前後の収支不足が見込まれるという、大変深刻な状況です。長崎市はかつてないほどの危機的状況に直面しております」
長崎市が公表した2027年度から2031年度までの中期財政見通しによりますと新たな対策を講じない場合、毎年度、予算ベースで約80億円から120億円の収支不足が生じると試算しています。
背景には、人口減少による税収の伸び悩みや、高齢化に伴う扶助費の増加、さらに物価高騰や人件費の上昇などがあります。
鈴木長崎市長:「長崎市は税収が少なく、自ら確保する財源に乏しいという状況」
こうした状況を受け、市は、2027年度から2030年度(令和12)までの4年間、仮称「行財政改革加速化チャレンジ」に取り組み、収支改善を加速させます。
来年度(令和9)に10億円、再来年度(令和10)から2030年度(令和12)までは毎年度20億円ずつ、改善額を積み上げることを目標としています。
一方、財政調整基金などの残高は、今年度末(令和8)の164億円から2028年度末(令和10)には81億円に減少する見通しです。
鈴木長崎市長:「このような状況を単なるピンチと捉えるのではなく、ピンチをチャンスに変えるという発想で取り組んでいきます。仮称『行財政改革加速化チャレンジ』をしっかりと進めて歳入歳出両面からこれまで以上に踏み込んだ収支改善に取り組んでまいります」