長崎市の若宮稲荷神社で秋の大祭が始まり、伝統の「竹ン芸」が奉納されました。ハラハラ、ドキドキの妙技が観客を魅了しました。
今年は3歳の山中政宗くんが子狐デビューです。200年以上の歴史を持つ「竹ン芸」。戦後の復活から今年で75回目を迎えます。
小学生以下の子どもが演じる子狐には、2日間で10人が挑戦します。子狐の2番目に登場したのは、3回目の挑戦となる小学4年生の光嶋駿翔さん(9)。
子狐・光嶋駿翔さん(9):「(自分にとって何点くらい?)80点くらい。てっぺんに登れた!(来年も挑戦したい?)はい」
3歳から出演していて今年で6回目の小学6年生、山中龍斗さん(11)は、今年が最後の子狐です。これまで積み重ねてきた稽古の成果を力に変え、約5メートルの竹の上で堂々とした演技を披露しました。
子狐・山中龍斗さん(11):「もっと子狐として登りたいし、といっても、大人もあるし、複雑な気持ちがあります。やっぱり、男狐・女狐どっちもできるようになってみたいです」
大人が演じる男狐には龍斗さんの父、山中翔さん(37)、女狐には山中さんの弟、賢志郎さん(27)が出演。命綱を付けず、高さ10メートル以上のしなる竹の上で、妙技を繰り広げました。
女狐・山中賢志郎さん(27):「高いので、どうしても恐怖はあるんですけど、お客さんの歓声で、自分自身も頑張ろうと気持ちが変わります」
男狐・山中翔さん(37):「なかなか体力勝負というところもあるんで、可能な限りでは頑張っていきたいなと思います。(息子は)子狐としては卒業になるんですけど竹ン芸はずっと大人になっても続いていくんで、できたらこの竹ン芸という素晴らしい伝統芸能を、大人になってもしてほしいなと思いますね」
竹ン芸は、五穀豊穣と商売繁盛を願って奉納されるもので、国(選択)と市(指定)の無形民俗文化財にも選ばれています。
最後は縁起物の餅や手ぬぐいを竹の上から振る舞い、福をおすそ分けしました。
長与町から来た女性4人:「初めてです。すごかったです。かっこよかった。迫力がありました」
竹ン芸は、14日は午後8時からと15日の正午と午後3時、午後8時に奉納されます。