長崎市・若宮稲荷神社の秋の大祭が行われ、伝統の「竹ン芸」が奉納されました。
今回、最年少の子狐は近藤李男斗くん、2歳。大勢の観衆の前で初めての大役をしっかり務め上げました。
戦後の復活から今年で74回目を迎える竹ン芸。小学生以下の子どもが演じる子狐には2日間で11人が挑戦します。
子狐たち:「がんばるぞーおー」
3歳から出演している村中律世さん(11)は、今年が最後の子狐。父や3人のお兄ちゃんも子狐を経験した竹ン芸一家です。
長崎市立桜が丘小学校6年・村中律世さん(11):
「しっかり楽しく奉納したいです。一番上のところで逆立ちをするところ。それが多分一番難しいと思うから」
14日午後2時からの奉納には2歳から小学6年生までの5人の子狐が出演。律世さんも大技を堂々と決めました。
長崎市立桜が丘小学校6年・村中律世さん(11):
「逆立ちができました。めっちゃうれしかった。ずっと楽しかったです」
竹ン芸は、毎年10月14日と15日、若宮稲荷神社で五穀豊穣と商売繁盛を願って奉納されるもので、国の選択無形民俗文化財にも選ばれています。
最後は縁起物の餅や手ぬぐいを竹の上から振る舞い、福をおすそ分けしました。
長崎市内から:
「自分も小さいころ若宮保育園で奉納踊りとかしていて小さいころから見ていたのですごい感慨深いというか楽しかったです」
長崎市内から:
「例年晴れてるんですけど雨が降ってたんですけどその雨が演技によって晴れるっていう奇跡的なことも起きて、それだけパワーがあるなって、演技を感じたところ」
15日は、正午と午後3時、午後8時の3回奉納されます。