6月1日は、長崎くんちの稽古始め「小屋入り」です。
踊町や神輿守町の出演者らが清祓いを受け、稽古の無事と本番の成功を祈願しました。
小屋入りの朝。今年の踊町のひとつ、「唐船祭」を奉納する元船町の世話役や出演者ら約100人が町の船蔵に集まっていました。
采振長・石橋龍弥さん(55):
「とうとう小屋入りの日がやってまいりました。気を引き締めて気合を入れて1日頑張りましょう」
これから始まる厳しい稽古で誰もけがをしないよう願いを込めて、根曳衆24人全員に諏訪神社のお守りが配られました。唐人船を動かす出演者たちは、この日のために用意したおそろいのネクタイを締め、清祓いに臨みます。
尾上徹奉賛会長(74):
「皆さんの顔がぴしっと引き締まっている。10月まで健康に気を付けて立派な奉納をしたいと思います」
今年は上町、筑後町、元船町、鍛冶屋町、今籠町、油屋町の6カ町が、コロナ禍などによる3年の延期を経て10年ぶりの奉納に臨みます。
前回演し物を本踊から「上町コッコデショ」に変えた上町。
今年は山車を新調し、2回目の奉納に挑みます。
上町自治会笹島潮会長:
「1回より2回目の方がプレッシャーが大きいんですけど、立派に1回目に負けないようにやりたい」
担ぎ手(初参加)池田高寛さん:
「いよいよ去年9月からずっとトレーニングしてきてやっとこの日を迎えられたことがうれしく思っています。次の子どもたちにつなげられるように頑張っていきたい」
鍛冶屋町七福神・福禄寿 近藤礼音さん:
「いろいろ役作りをして調べて福禄寿らしく頑張りたい」
鍛冶屋町の演し物は、「宝船」と「七福神」。
毘沙門天を演じるバンダービーン新愛さんは、祖母の実家がある鍛冶屋町で初めてのくんち出演です。
鍛冶屋町七福神・毘沙門天 バンダービーン新愛さん:
「七福神は憧れだったのでこんな大役を頂けて、身に余る光栄です。勝負の神様らしく強くたくましい役を演じられればいいなと思っています」
筑後町自治会開田好治会長:
「青龍2体、白龍1体、3体の龍踊です。そこのなかに巴踊りという技を設けまして、これを完成させて素晴らしい奉納踊にしたい」
今籠町・楠本英敏会長:
「今回の踊り子6名のうち町内関係者が4名出て、子どもさんがほとんど町内の方なんですよね。今まで無かったことで。だからしっかりやってくれると思います」
「川船」を奉納する油屋町は、飾り船頭の衣装を新調するなど新しい見所をアピールします。
油屋町・山田晃総監督:
「今回は新人が非常に増えております。ただその分みんな新しい気持ちで頑張っておりますので、川船では私どもが一番新参者でございますので皆さんに喜んでいただけるようなちゃんとした奉納、きちっとした奉納ができればと思っております」
元船町唐船祭・采振長石橋龍弥さん(55):
「見ている人たちに感動を与えるような奉納踊を、船回しをできたらいいなと」
唐船祭・根曳石橋知宙さん(24):
「仕事辞めてくんちのために帰ってきたのできょうから本気でやっていきたい」
踊町は、子どもたちが夏休みに入る7月下旬から本格的な稽古に励み、
10月7日(水)から3日間の本番に臨みます。