長崎くんちまであと2日。土日は伝統行事「庭見世」と「人数揃い」が行われ、町はくんちムードが高まっています。
「庭見世」は10月3日、踊町の家々で表格子を外し座敷や中庭まで見えるように開放して、傘鉾や演し物、衣装、小道具、出演者に贈られたお祝いの品などを並べて披露する風習です。
見物客:「元船、筑後町に行って、上町見て、浜町へ。ぐるっと回ります。くんちの夕べは毎年行きます。シャギリが聞こえると落ち着かないよね」
上町コッコデショを奉納する上町は長崎歴史文化博物館で今年新調した山車を披露。100年ものの対馬産ヒノキで作られた本体に、鮮やかな五色の座布団が乗り、多くの人がスマホやカメラを向けていました。
見物客:「(新しい山車は)きれいでした。色が。(庭見世は)なんかね、ウキウキしますね。不思議だね」
会場では、オリジナルグッズも販売され、くんちファンが激励の思いも込めて買い求めていました。
上町自治会婦人部・津田秀子さん:「少しでも資金面で役に立てるようにと思って婦人部もいろいろグッズを工夫して作った。立派に奉納できるように皆さんに応援していただければと思います」
龍踊の筑後町は、17年前に作られて以来の全面メンテナンスで新たに命を吹き込まれた白龍を中心に、3体の龍が並んで披露されました。
筑後町・伊豫屋博史総監督:「こんなたくさんの人が町内にいらっしゃるんで緊張感もあるし、期待されてるんだなっていう気持ちもありますんで、一生懸命頑張りたいと思います」
川船を奉納する油屋町は、これまで他の町から借りていた「船頭衣装」を新たに制作しました。東洋刺繍の技法と西洋絵画の写実性を併せ持つ伝統技法「長崎刺繍」で作られた衣装は、眼光鋭い龍や水しぶきをあげて跳ねる鯉が、躍動感いっぱいに表現されています。
贈り物の生きたエビにぎょっとする西川楓くん3歳。本番は船頭として堂々と、この衣装に袖を通します。
根曳頭・西川洋志さん(楓くんの父):「月日は早いものでいよいよこの日かという感じではあるんですけど、衣装に関してもしっかりきょうお披露目ができたということもありますので、7日の日にしっかり神様にまず奉納してその姿を皆さんにみていただきたいなと思っております」