奉納踊のトリを飾るのは、六番町、筑後町の「龍踊」です。今から53年前の1973年に初めて龍踊を奉納して以来、8回目。龍踊を奉納する4つの踊町の中で唯一、本龍3体で舞います。黒髪の青龍、白髪の青龍、そして白龍の3体が登場すると、観客の声援も一段と盛り上がりました。
新人44人を含む龍衆75人と、龍囃子を演奏する囃子方53人、合わせて128人の大所帯です。
300年以上前、唐人屋敷の中国人から伝わり、長崎で独自に発展した龍踊。雨ごいや五穀豊穣を願う踊りで、金色に輝く玉は太陽や月を表し、龍が玉を追いかけて飲み込むことで、空が暗転し、恵みの雨をもたらすといわれています。
中国楽器を使った龍囃子は、雨の音、風の音、雷の音、龍の鳴き声などを表します。
とぐろを巻いて玉を捜す「ずぐら」では、玉が見つからずにイラつく尻尾、玉を見つけて荒々しく舞う躍動感など、稽古を重ねて作り上げた圧巻の演技を披露しました。
クライマックスは、3体の龍が同時に踊る「巴踊り」です。ポイントは、龍体がぶつからないよう龍囃子のリズムと動きを完全にシンクロさせること。3体の龍が計算された緻密な動きを披露しました。
龍衆・碇達也さん(59):「子どもが目にちらちらして一生懸命振れました。パワーもらいました」
囃子方・碇龍幸さん(12):「(父は)力強く頑張っていました」
囃子方・碇龍昇さん(12):「(父は)すごいなと思いました」
龍衆・碇達也さん(59):「150点ですね。最後まで、今年が最後と思って天高く思いっきり上げていきたいと思います」
総監督・伊豫屋博史さん(59):「稽古の成果が十分発揮できたと思います。ほぼほぼ完璧だったと思います、よく頑張ってくれたと思います。まだ始まったばっかりですので、これからしっかり3日間頑張って、みんなと頑張っていきたいと思います」