長崎市諏訪神社の秋の大祭、長崎くんちが開幕し、6つの踊町が演し物を奉納しました。
一番町は、江戸時代に竹籠職人が開いたとされる今籠町。傘鉾の飾「大鷲」をモチーフに、作詞作曲から手掛けた新作長唄「今籠町波璃大鷲(いまかごまちはれのおおとり)」を披露しました。
本踊のアンコール、「ショモーヤレ」の声が飛び交うと、朝日が長坂を照らす中、晴れやかな子ども踊りや長崎ぶらぶら節などで応え、くんちの幕開けを飾りました。
二番町は、油屋町。演し物は「川船」。船頭は、3歳の西川楓くんです。衣装は、新調された絢爛豪華な長崎刺繍。唯一の長崎刺繍職人、嘉勢照太さんが約5年かけて縫い上げました。
網打ち船頭は、小学1年生の市原慶昊くん6歳。一投目、二投目ともに、7匹全ての鯉を捕らえる見事な一網打尽。会場を沸かせました。
川船は、順回しと逆回しを交互に5回行う新技「楓(かえで)」を披露。満場の「モッテコーイ」の声が長坂に響きました。
三番町は、「元船町」の「唐船祭」。明清楽の調べにのせて、「姑娘」たちがあでやかな舞を披露したあと、「ヤーハ」の掛け声とともに、唐人船が回りながら前進する大技「ドラゴン」や、新技「雷神」など、力強い船回しを披露しました。
四番町は上町の「上町コッコデショ」。
五番町は、鍛冶屋町の「七福神寳船」。
トリの六番町は筑後町の「龍踊」。各踊町は3日間、4つの踊場や庭先回りで演し物を披露し、街はくんちムードに包まれます。
「前日(まえび)」と最終日「後日(あとび)」の午後1時からは諏訪神社の3基の神輿がお旅所との間を渡り戻る「お下り」「お上り」も行われます。