
諏訪神社の秋の大祭、長崎くんちまであと5日です。稽古を終えた踊町では、3日の庭見世、そして本番への準備が進んでいます。
本番まで1週間となった9月30日、上町は、奉納踊「上町コッコデショ」の最後の稽古に臨みました。
棒先:「最後のかもめ広場でこの稽古の集大成、一番いい演技をやろう」田川総指揮:「仕上げに行くよ!」
最後の稽古は、アミュプラザ長崎のかもめ広場。通りかかった人たちも足を止め、たくさんのギャラリーがコッコデショを囲みます。
稽古最終盤に差し掛かった9月上旬、出演者の中でインフルエンザが流行り、10日間、稽古を中止。休み明けも雨で稽古ができない日が続きました。
観客が息をのむほど高くきれいに上がる最高の奉納を目指し、全力で仕上げにかかります。
小屋入りから4カ月、稽古を駆け抜けた上町に、大きな拍手が送られました。
コッコデショ指導・井手司郎頭領:「担ぎ手はじめ、演者の頑張りでなんとか仕上がったかなと。もうやれることはやったのであとは7日の朝の奉納に全力で挑んでくれれば」
総指揮者・田川俊幸さん:「あとは人数揃いも本番3日間も、人が見てる前でしか演技ができません。稽古はこれで終わりです。気を引き締めてね、きょうはよか仕上がりになったと思いますので本番に自信満々で臨みましょう」
担ぎ手(初参加)鍋倉誠悟さん(45):「きょうで稽古が最後だと思ったら感極まって泣いてしまいました」
太鼓・鍋倉怜杏さん(10):「きょうが最後の練習だと思って緊張しました。本番のために頑張りたいって思いながら練習しました。(お父さんの姿は?)かっこよかった。すごく頑張ってたなって思いました」「泣くよ」
担ぎ手・鍋倉さん:「一人でも欠ければ絶対できないコッコデショ。みんながいるからできてるので、みんなで一緒に上げたいと思ってます」
翌日、格納庫では、「庭見世」と「人数揃い」、本番に向け、山車の飾り付けが始まりました。
今年新調された山車に使われているのは、丈夫でしなる対馬産の100年物のヒノキ。
手がけた長崎市の職人、川原雄太さんは、何度も稽古に足を運び、山車を調整してきました。
川原雄太さん:「とりあえずなんとか(稽古は)もってくれたから、あとは本番3日間が終わってやっと、いっぱしの本体になるのかなと。いくら稽古が3カ月あったって言っても、投げる回数は本番は変わらんくらい3日間で投げるから、それに耐えてくれるように。(担ぎ手には)壊れるとか気にせず思いっきり投げてほしかですね。それが一番大事」
シンボリックな五色の座布団の下、山車の天井には、座布団の色に合わせて5つの神、四神と麒麟のデザインを採用しました。
上町自治会・笹島潮会長:「天井ですから覗いてみないと見えないと思いますけど庭見世でちょっと覗いていただければゆっくり見られるのでは。歴史はずっとつながっていったほうがうれしい」