対馬市で、ユネスコの無形文化遺産に登録されている風流踊「対馬の盆踊」が今年も行われました。
対馬の盆踊は、室町時代の念仏踊りにルーツを持つとされ、お盆の頃に寺や初盆の家、墓地などで奉納される先祖供養の踊りです。
2022年に全国37件の「風流踊」の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されました。
対馬の盆踊りは、円を作って踊る一般的な盆踊りとは異なり、主に男性の踊り手が二列に並び、腰を低く落とした独特の姿勢で踊るのが特徴です。
峰町の吉田、厳原町の曲、阿連などの地区で継承されていますが、過疎化や少子高齢化で踊り手不足が深刻です。
吉田盆踊保存会岩佐貞信会長(79):「みんなもう歳やとよ。やけん若い子をもう少し入れないけんちゃけどおらんとよ若い子は。みんながやっていこうって言えばできるし、まあなんとかやっていきますよ」
一方、若い世代が参加している地域もあります。
神宮鉄生さん(15・高1):「暑さとひざを曲げて中腰の姿勢でずっと踊らなきゃいけないのと、声出したりするのも難しいというかきつかったです。俺がいま最年少だから、後輩も人が増えてほしい」
曲地区梅野菊次区長(71):「今流行りのダンスと違って派手さはないんですけど、この日本の日本らしい文化が残ってる、それをずっと引き継いでくれてるというのはうれしいですね。これからも続けてほしいと思います」
地域の保存会が中心となって伝統の灯を守る取り組みが行われているということです。