笑顔や声で感動を届ける、そんな地道な文化活動をたたえます。伝統や芸術、文化の発展に貢献した県内4つの団体と1人に、「県地域文化章」が贈られました。
個人では、県内の声楽分野の第一人者、活水女子大学の永吉美惠子名誉教授が受章。団体では、伝統文化の継承と保存に努める「瓊浦高校エイサー・和太鼓部」。島原の伝統芸能を受け継ぐ「島原先踊保存会」。30年にわたり、芸術文化の振興に尽力した「諫早交響楽団」。養蜂文化を守り、ハチミツの高品質化に取り組む「対馬市ニホンミツバチ部会」が選ばれました。
活水女子大学名誉教授 永吉美惠子さん:
「ずっと長崎で音楽活動をやってきましたけど、一つの節目としてとてもうれしい機会でした。活水で50年近く教員をしてきまして、色んな卒業生と出会って、ある意味で私の生き甲斐かな」
瓊浦高校 中村純士さん(3年):
「高校生らしさ全開で、笑顔や声だけで感動を届けられる。そういう魅力が瓊浦高校にはあると思います」
瓊浦高校岡本莉生さん(3年):
「先輩方が受け継いできたものを、私たちもこれから後輩に受け継げるように頑張りたいと思います」
1984年に始まり、40回目を迎えた県地域文化章。これまでに合わせて146の個人と団体が受章しています。