被爆から81年となる長崎平和祈念式典が、9日に平和公園で執り行われます。7日は、式典のリハーサルがありました。
朝から気温が30度を超える暑さの中、午前9時半に始まったリハーサルでは、平和宣言を読み上げる鈴木市長や、水や花を捧げる代表者などが、式典当日の手順を確認しました。
鈴木史朗市長:
「被爆の実相を伝え、そして世界恒久平和への願いを共有していただく、そういう機会になるようしっかりと皆様方をお迎えしたい」
式典は9日午前10時45分から11時45分までの1時間、執り行われます。
平和公園は午前7時30分から午後0時15分まで入場が規制されます。また、8日と9日は、平和公園と周辺約1キロの範囲で、ドローンの飛行が原則禁止されます。
公園内には約2700席が用意されるほか、入場自由の屋内会場として、出島メッセ長崎と原爆資料館ホールにも座席が設けられます。平和公園の一般参列は事前申込制で、定員1200席に対し、約1250人の応募がありました。
各国の駐日大使らの参列について、6日時点で、98の国・地域とEUの代表者が出席を予定しています。核保有国では、アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、インド、イスラエルが出席予定で、中国とパキスタンは欠席です。このほか、台湾の代表者も参列する意向を示しているということです。8日は約70カ国の大使らが原爆落下中心地を訪れ、花をささげる予定です。
式典の司会を務めるのは、長崎北高校放送部3年生の牛島天樹さん(18)と宗詩織さん(17)です。
長崎北高校・牛島天樹さん(18):
「長崎は『祈りの長崎』と言いますけど、そういった祈りの気持ちがしっかり届くように、丁寧にゆったりしっかりアナウンスをしたいです」
長崎北高校・宗詩織さん(17):
「私は(曾祖母が被爆者の)被爆4世なので、司会を通して被爆者の方々の平和への思いを継承していきたいと思っています」
原爆死没者名簿には、新たに2773人の名前が記帳され、3冊の名簿が奉安されます。奉安者の累計は20万4708人になります。
名簿を奉安する被爆者代表・深堀絹代さん(90):
「(今の世界情勢について)また日本も戦争に加わるんじゃないか、それが心配ですね。無いように願ってます」
式典では、原爆の熱線を浴び、水を求めて亡くなった被爆者のために、市内5カ所でくんだ水が捧げられます。
古賀小学校6年生・土井煌心さん(11):
「水が飲めなかった人や、原爆で水を飲んで亡くなってしまった人が、天国でもまた飲めるようにして、幸せに生きるように、と思っています」
被爆80年の去年(2025年)は、児童合唱を城山小学校と山里小学校が、初めて2校合同で実施しました。今年からは交互に戻り、山里小が担当します。