被爆から80年の節目となる原爆の日を9日に控え平和祈念式典の会場となる長崎市の平和公園でリハーサルが行われました。
雨が残る蒸し暑い中、午前9時半から行われたリハーサルでは、平和宣言を読み上げる鈴木長崎市長や被爆者の代表など、約150人が本番の手順を確認しました。
原爆犠牲者の名前を記した名簿の奉安は、93歳の被爆者中尾百合子さんです。原爆は妊娠中の母親の命を奪いました。
中尾百合子さん(93):
「8月9日は絶対忘れられない日です。また、きょうもあの日のことを思い出して母と会えるかなと思って」
式典は9日(土)午前10時40分に始まり、過去最多102の国と地域・EUの代表が参列する予定です。