被爆80年の節目となる長崎原爆の日を9日に控え、平和祈念式典会場の平和公園でリハーサルが行われました。
雨が残る蒸し暑い中、午前9時半から行われたリハーサルでは、平和宣言を読み上げる鈴木市長や出場する被爆者代表など、約150人が本番の手順を確認しました。
原爆死没者名簿を奉安する被爆者代表は、93歳の中尾百合子さんです。原爆は、妊娠中の母親の命を奪いました。
中尾百合子さん(93):
「8月9日は絶対忘れられない。またきょうもあの日のことを思い出して母と会えるかなと思って」
児童合唱は、これまで1年ごとに交互に担当してきた被爆校の山里小学校と城山小学校の児童が初めて合同で行います。
山里小の6年生30人と城山小の5、6年生70人、合わせて100人で長崎市出身の歌手 福山雅治さん(56)が、山王神社の被爆クスノキを題材に作詞・作曲した「クスノキ」を初めて合唱します。
式典は9日(土)午前10時40分からです。