直木賞作家の恩田陸さん(61)が、長崎を舞台にした新作小説「傾斜のマリア」(双葉社) を出版しました。
書影には、軍艦島を思い起こさせる風景が。物語の舞台は、カステラとちゃんぽんが名物の九州「N崎」。恩田さんのシリーズ作品の主人公・神原恵弥が、祖母の遺した「数え唄」の謎を追うミステリー小説です。
恩田陸さん「長崎っていろいろな文物の窓というか、実際、昔は文字通り世界に開けた窓だったわけで、いろんなものが入ってきた場所というところで、すごく興味がありまして、(舞台を)長崎にしようと思いました」
2016年2月、ランタンフェスティバルにあわせて取材に訪れ、グラバー園や出島、平戸などを見て回りました。
ストーリーの鍵となる数え唄には、長崎の名菓が登場します。初めて食べた一口香 やカスドースの感想もうかがいました。
恩田陸さん「異国情緒っていうのはこういうのを指すんだなって、長崎に行くといつも思うんですよね。中華だったり、オランダだったり、いろんなものが集合していて、それがすんなり溶け合ってるところがすごくいいところだなって」
恩田さんは、恵弥たちと街を歩いているようなつもりで楽しんでほしいと話しています。