被爆の実相を伝えます。原爆投下後、諫早市で救護活動にあたった男性の体験をもとに制作した紙芝居が諫早市の中学校で上演されました。
紙芝居を披露したのは、被爆2世らでつくる「長崎被災協・被爆二世の会・諫早」です。
長崎被災協・被爆二世の会・諫早 高屋忠義会長(73):
「救護被爆についてはあまり知られていない。原爆で焼かれた人たちの思いを紙芝居を通じて伝えていきたい」
被爆80年を迎えた去年、「被爆二世の会・諫早」は1年がかりで2本の紙芝居を制作しました。物語のモデルとなったのは、諫早駅で被爆者を救護した氏原和男さん(96)と、救護所などで亡くなった遺体を火葬した故・清水多喜男さんです。これまでに市内の小中学校を中心に17回にわたり、「記憶の伝承」を重ねてきました。
18日は、北諫早中学校1年生の平和学習で、清水さんの紙芝居が披露されました。校区内にある百日紅公園には、当時、市営の火葬場があり、市内の救護所などで息絶えた400人から500人が荼毘に付されたと伝えられています。
北諫早中での平和学習は、今回で4回目、紙芝居の上演は、去年に続き2回目です。生徒たちは、80年以上前に身近な場所で起きた悲惨な被爆体験を通して平和の学びを深めていました。
生徒:
「亡くなった方が埋葬されて、たくさんの人が埋葬されていたのが悲しかったです。なのでこういう悲惨なことは二度とない方がいいと思った」
生徒:
「身近でもたくさんの被害があったことに驚きました。(原爆は)少しずつでもいいからなくなっていってほしい」
8月11日(火)には、百日紅公園で慰霊祭が営まれ、北諫早中の生徒代表が「平和への誓い」を読み上げます。