原爆で、児童・教職員ら合わせて約1300人が犠牲となった長崎市立山里小学校で、戦争や原爆の記憶を、漫才を通して伝えるイベントが開かれました。
一般財団法人「MIN‐ON」が主催した「原爆体験伝承漫才 希望の鐘」には、山里小学校の3年生から6年生と、保護者ら、合わせて約400人が参加しました。北海道出身の漫才コンビ「アップダウン」は、若い世代に親しみやすい「笑い」を通して戦争の記憶を後世に伝えようと、原爆をテーマにした漫才を2021年から披露しています。
漫才の後には、広島と長崎の原爆を描いた「原爆の図」の紹介のほか、被爆医師・永井隆博士と、心に深い傷を負った被爆者の少年との劇を披露しました。漫才や劇は、直接、被爆者から聞いた話を元に構成していて、長崎被災協・被爆二世の会から依頼を受けて制作したものです。
児童:「今まで平和学習はしてきたけど、ユーモアを混ぜて学習したことはなかったので新鮮でした」
アップダウン・阿部浩貴さん:「山里小学校は永井博士のゆかりのある学校で、ゆかりのある場所だったので、そういった意味でもバックボーンを感じながら、特別な漫才になりました」
児童らはお礼に、山里小学校で歌い継がれる永井隆博士が作詞した「あの子」の合唱を披露しました。「アップダウン」の2人は、23日は長崎市立小江原中学校で漫才を披露します。