パレスチナのガザ地区に暮らすフォトジャーナリストと、イラン出身の映画監督の交流を記したドキュメンタリー映画が、30日(土)に不動技研ながさき市立図書館で上映されます。
2025年に公開され、カンヌ映画祭でも上映されたセピデ・ファルシ監督の「手に魂を込め、歩いてみれば」。イスラエルの侵攻を受けるガザ地区で暮らす、24歳のフォトジャーナリスト、ファトマ・ハッスーナさんとの約1年にわたるビデオ通話を中心に構成された映画です。
今回の上映会は、映画イベントを企画する「シネマと余白」主宰の木村暁代さんが中心となって進めてきました。
「シネマと余白」主宰木村暁代さん(45):
「私がガザの映像を見るたびに、原爆が落ちた後の長崎の写真を見た時と、そっくりだなといつも思ってしまって、何かつながるものを感じていました。長崎だからこそつながれるとか、メッセージを発するってことも、できるんじゃないかと思ってまして、何か小さなことでもできたらいいなという気持ちで、上映会を考えました」
SNSで協力を呼びかけると、県内外から11人が「実行委員」として手を挙げてくれました。
実行委員金谷春さん(51):
「SNSとか見てると、日々こう、パレスチナの凄惨な悲しい場面とか、残酷なものを目にするんですよね。ただ見てるだけ、何もできない、すごい罪悪感があったんですよね。木村さんが行動を起こしてくれて、これがパレスチナの人たち、あの人たちに何か力になるか、何か変えられるとかわからないけれども、少なくとも自分が動く、何かをするってことができるから、私、本当にありがたかったですね」
ファトマさんは、カンヌ映画祭での上映が決まった翌日、2025年4月16日に、空爆で命を失います。
木村暁代さん:
「正直に言うと、この映画は1人で見るにはつらい映画だなと、私は思いました。日々のニュースで、数字とか情報として、何人亡くなったっていうことを私たちは知っていて、日々、情報として流れていくんだけれど、誰か1人を、友達でも知り合いでも、名前のある個人として認識した時に、その人、誰か1人が亡くなってしまうっていうこと、しかも殺されてしまうってことが、どれほど重いことなのかっていうことを体験したというか」
木村さんは、映画を見た人それぞれが、自分の感じたことを見つめる機会になればと願っています。
木村暁代さん:
「特にそんなに、パレスチナのこととか、世界のこととか、関心がある人だけ集まってほしいわけじゃなくて、ちょっと見てみようかなとか、どんな方でも来ていただきたいですし、まず見てみて、そこで何が自分の中で起きるのかっていうことを、丁寧に見ていくような時間にできたらなと思います」
上映会は、30日(土)の午後1時半からです。配給会社の代表を交えたアフタートークも開きます。(20日午後1時30分上映映画113分休憩15分アフタートーク45分)
一般予約は2000円、22歳以下は1000円。上映会の運営を支援する「応援チケット」も販売しています。
(チケットの予約・詳細はhttps://www.cinemo.info/12966tn)