運行中の事故で乗客が骨折し当面の間運休している長崎市稲佐山のスロープカーについて、所有する長崎市の鈴木市長は、「市として十分に対応できていなかった」と陳謝しました。
鈴木長崎市長:
「長崎市の施設内で起きた重大な事故でありまして、本来であれば内部での情報共有や市民への公表などもっと適切な対応が必要でしたが、市として十分に対応できなかったと考えておりまして大変遺憾に考えております」
事故は3月28日、稲佐山山頂に向け中腹駅を出発したスロープカーが急停止し、乗っていた70代の女性が腰の骨を折るけがをしたもので、市は4月2日に報告を受け事案を把握したにも関わらず公表していませんでした。
さらに、市が管理する公園内での重大事故は国交省に報告する必要がありますが、報道を見た県からの指摘を受け、市は16日、県を通じ報告したということです。
鈴木長崎市長:
「今後再発防止に向け庁内の危機管理の在り方について改めて職員に周知啓発すると共に、職員全体の意識向上を図っていきたい」
行楽シーズン、去年5月は1万7372人がスロープカーを利用しましたが、ゴールデンウィークを控え、運行再開の見通しは立っておらず、市は現在山頂と中腹を結ぶ代替案を検討しています。
また、2007年、4選を目指し選挙活動中だった伊藤一長元市長(当時61)が凶弾に倒れた銃撃事件から17日で丸19年です。
鈴木長崎市長:
「安全で安心して暮らせるような社会を構築できるように全力を尽くしていきたいと伊藤元市長の御霊に対しお誓い申し上げたい」
25日午前10時からは、『暴力追放「いのちを守る」長崎市民集会』が市民会館文化ホールで開かれます。
また、27日からニューヨークで開かれるNPT再検討会議には被爆地の市長と平和首長会議の副会長として参加し、会議の傍聴やNGOサイドイベントへの参加、NGOセッションでスピーチする予定です。
このニューヨーク出張にあわせ、ニューヨークタイムズ誌が選ぶ「今年行くべき52カ所」に長崎市が掲載された機会をとらえ、映画「長崎-閃光の影で-」の上映や観光セミナーを通して海外メディアにアピールし、インバウンド誘致や長崎市の認知度向上を図ります。