長崎伝統芸能振興会が、10月の長崎くんちの踊町と演し物を発表しました。今年の踊町は今籠町、油屋町、元船町、上町、鍛冶屋町、筑後町の6カ町です。
踊町は本来、7年に一度、出番が回ってきますが、コロナ禍で途中3年間延期されたため、いずれも10年ぶりの奉納となります。
今籠町は、奉納踊の元祖とされる伝統的な「本踊」。上品で優雅な日本舞踊を披露します。6人の踊り手のうち4人が町内出身です。
油屋町は、町のそばを流れる銅座川にちなんで、勇壮な「川船(かわふね)」を奉納。今年は、船頭が着る豪華な長崎刺繍の衣装を新調します。
元船町は、かつて貿易船が停泊していた場所という歴史にちなんで、「唐船祭(とうせんまつり)」を奉納します。普段は崇福寺にまつられている航海の神様「媽祖」を乗せた唐船が登場します。
上町は、2回目の奉納となる「上町コッコデショ」です。10年前の前回は、矢上町の矢上コッコデショを借りて奉納しましたが、今年は満を持して山車を新調します。
鍛冶屋町は、縁起の良い「宝船」と「七福神」。七福神のうち4人は、町内出身者が務めます。町の旗印であるカラクリ細工の傘鉾も見所の一つです。
そして筑後町の「龍踊」は8回目の奉納です。白龍1頭、青龍2頭が一斉に踊る「巴踊り」で、奉納踊のクライマックスを迎えます。
各踊町は、安全を祈願する6月1日の「小屋入り」のあと、稽古を始めます。長崎っ子が胸躍らせる長崎くんち本番は、10月7日(水)から9日(金)までの3日間です。