長崎大学と民間企業が共同開発を進めてきた、AIを活用した「模擬患者アバター」の研究開発が完了しました。来月から販売を始めます。
医者の問診に回答するのは、自動生成AIで誕生した「模擬患者」、15歳の男性アバターです。
「熱は何度くらいありますか?」
「えっと38度くらいだと思います」
「他に症状はありますか?」
「そうですね、耳の下あたりが少し腫れてる感じがします」
アバターが、患者役を演じることで、医学生に求められる実際の患者とのコミュニケーション能力や、専門知識に基づく問題解決能力の向上、模擬患者の引き受け不足解消などに役立ちます。
長崎大学医学部 川尻真也准教授:
「(情報データ科学部と)医学部、そして地域の企業と3つがコラボレーションして製品化に向けて動く動きは、全国的にはかなりレアかなと思います、そこがうまくいったケースかなと思います」
長崎大学医学部と、情報データ科学部、長崎市の情報IT企業「システック井上」が、2024年3月に開発を始め、来月から、製品名「SーSmart模擬患者」として販売します。既に県外3つの大学で導入が計画されています。
販売を担当するシステック井上は、「毎年5つほどの大学で新規導入していき、今後は薬剤師や看護師向けの製品も開発していきたい」としています。