偶然が導く一瞬の輝きを、切り取ります。県美術協会写真部会の会員展が、県美術館で始まりました。
第24回写真部会員展には、約220人の会員のうち83人が、それぞれの視点でとらえた自然や人々の営みなど、県内外で撮影した写真268点を展示しています。
写真歴半世紀以上、諫早市の下釜和生さん(77)の作品は、旅先の大阪や京都で撮ったストリートスナップです。街中で光や色のバランスを見ながら構図を決め、イメージに合う人が通りすがるのを、ハンターのように待ち続けるといいます。
下釜和生部会長(77):
「かっこいい女の人、来てくれないかなとか、それで待って撮ると。影がどうなのか、光がどうなのかとか。獲物を狙って待って狙って撮ると、それがすごく面白い」
撮るだけでは終わりません。撮影後、パソコンで色などを調整し、自分らしい表現へと仕上げていくのも、楽しさの一つだといいます。
下釜和生部会長(77):
「やりすぎたら駄目でしょうけど、でも自分のイメージに近づけるのは今が一番楽しい時かなって思います」
始めてみたい人に対し、カメラはスマートフォンでもいいと話す下釜さん。日常の中に潜む決定的瞬間を、自分の手で切り取ってみてはいかがでしょうか。
下釜和生部会長(77):
「iPhoneでも県展に出品できますので、ぜひよかったら出してほしいし、作品にしてほしい。プリントしてほしいと思います」
写真部会員展は22日(日)まで。最終日の午後3時からは、会員が作品の撮影背景やテクニックなどを語るギャラリートークも開かれます。