日本被団協のノーベル平和賞受賞記念碑を建てる工事が、長崎市で始まりました。
原爆資料館前に建立される記念碑は、2024年にノーベル平和賞を受賞した日本被団協の県組織、長崎原爆被災者協議会が被爆80年記念事業として計画したものです。
被災協は、募金活動を続けながら市と設置場所について協議を重ね、先月29日付で平和公園内への設置が許可されました。
記念碑は、台座を含め、高さ約2メートル。正面には、被爆者の故・山口仙二さんが国連演説で訴えた、「ノー・モア・ヒロシマ、ノー・モア・ナガサキ、ノー・モア・ウォー、ノー・モア・ヒバクシャ」という言葉が刻まれています。
側面には、戦争放棄などを定めた憲法9条の条文を刻み、九つの「祈りの手」が地球を支えるデザインとなっています。
長崎原爆被災者協議会 田中重光会長(85):
「日本の被爆者運動が世界の核のタブーの規範をつくり上げてきた。このことをやはり、子どもたちにずっと伝えていきたい」
建立費は約370万円で、このうち約180万円は、被災協が募金活動で集めました。残りは、被団協がノーベル平和賞の賞金の一部を充てて支援します。
記念碑は、約2週間後に完成する予定です。