県議会の小林克敏議員(80)は、長崎市の会社代表の男性がYouTubeに掲載した動画で、名誉を傷つけられたなどとして、告発状と告訴状を16日付で長崎地検に提出したと発表しました。
小林克敏県議:
「私をまるで犯罪者であるかのように断定し、私の社会的信用を失わせしめるような発言を繰り返し、私の名誉を著しく毀損しております」
男性は今月2日、YouTubeに掲載した動画で、小林県議が議会で知事を批判した答弁について「作り話だ」などとし、名誉毀損罪に当たると主張しています。
これに対し小林県議は、自身の発言は犯罪行為には当たらず、虚偽の内容を発信されたとして、名誉毀損の罪で告訴状を提出しました。
さらに、来年2月の知事選で現職の大石氏を支持するこの男性が、新人の平田氏を支持する自身の政治的信用を失墜させたとして、公職選挙法の虚偽事項公表罪でも告発状を提出しました。
小林克敏県議:
「大石知事を当選させる目的のもと、私を貶めることで選挙の公正をゆがめる意図があるものと考えられます」
一方、男性はNCCの取材に対し、「告訴状を見ていないため正確な回答は出来ない。小林県議は、ライブ中継される一般質問で、虚偽の事実をもとに私を誹謗中傷した。この件については刑事告訴を予定している」と話しました。