任期満了に伴う来年2月の知事選で、自民党県連は、新人で元副知事の平田研氏(58)の推薦を決めました。
1日に開かれた自民党県連の常任総務会には、県選出の国会議員や県議、地域・職域支部の代表ら56人が出席しました。
知事選を巡っては、出馬を表明した現職の大石賢吾知事(43)と、新人で元副知事の平田研氏(58)が共に県連に推薦願を提出。県連は10月26日に開いた選挙対策委員会で意向調査を行った結果、1票差で平田氏を推薦する方針を決定していました。
方針の承認を得るため、冒頭を除き非公開で開かれた常任総務会では、大石氏を支援する団体から「県連が分裂する」、「党員が離れ、今後の国政選挙にも影響する」といった意見が出るなど時折怒声が飛び交い、紛糾しました。約2時間の議論の末、最終的に執行部が反対意見を押し切る形で、平田氏の推薦を決めました。今後、党本部に上申します。
自民党県連・加藤竜祥会長:
「県連で決まった以上は決まった平田研さんを党が一丸となって最大限協力、支援をしていくという方向になろうかと思います」
県連の推薦を得た平田氏は―
知事選に出馬表明・平田研氏:
「大変、重いご判断を頂いたと思っております。私自身大変ありがたいと同時に、非常に身の引き締まる思いです。ご推薦を受けたからには私自身死力を尽くして来年の選挙に向けて頑張っていきたいと思っています」
一方で、大石氏の後援会長を務める県医師会の森崎会長は大石氏の支持を明言しました。4年前の知事選同様、「保守分裂選挙」の公算が高まっています。
県医師会・森崎正幸会長:
「(Q.医師会としては現職・大石氏を支持か)そうです。間違いない。それはほかの薬剤師連盟、医師連盟、看護連盟にも確認済みです」
県連の推薦を得られなかった大石知事は―
大石知事:
「残念ですけど、私は変わらずしっかりやっていきます」
知事選は来年1月22日告示、2月8日投開票です。