流行警報が出ているインフルエンザについて、県が把握する患者数は6週連続で増加しました。学校では学級閉鎖などが相次いでいます。
先週1週間、県内51の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者は2485人で、前の週より269人増えました。6週続けて増加し、3週連続で警報レベルとなっています。
定点あたりの報告数は48.73人で、地域別では県央が70.75人、佐世保が62.29人、長崎が59.64人など、10地区中7地区で警報レベルの「30人」を超えています。
年齢別では、10歳未満が56%、10代が26%と、10代以下が8割を占め、学校現場でも休業措置が相次いでいます。
先週は新たに、平戸市の中学校1校と新上五島町の幼稚園1カ所が休校。学年閉鎖は小学校22学年、中学校7学年、高校3学年。学級閉鎖は小学校31クラス、中学校5クラス、高校11クラスなど、各地で報告されました。
年末年始を前に、県感染症情報センターは、「人の移動が増える時期は感染が広がりやすいため、基本的な感染防止対策を心がけてほしい」と呼びかけています。