長崎市の浦上天主堂に、アメリカのカトリック信徒らから寄贈された新しい鐘が、8日、8月9日以来となる音色を響かせました。
正午に鳴らされたのは、浦上天主堂の「希望の聖カテリの鐘」です。原爆で失われた鐘を、アメリカのカトリック信徒らの寄付で復元し、浦上天主堂に寄贈したものです。
12月8日は、カトリックの祭日「無原罪の聖母マリアの祝日」であると同時に、旧日本軍の真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まった日です。
浦上天主堂では「全ての戦争犠牲者の冥福と、世界恒久平和を全ての人の希望と幸せのために」鐘の音を響かせました。
「希望の聖カテリの鐘」が鳴るのは、被爆80年を迎えた今年8月9日以来約4カ月ぶりです。