長崎の被爆者らがアメリカに渡り、ハワイ州など3つの都市で被爆証言などを行うのを前に、鈴木市長からホノルル市長宛ての親書を預かりました。
被爆者4団体の1つ、長崎県被爆者手帳友の会は、27日からアメリカに渡り、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、ハワイ州の3都市で市民や学生らとの対話集会などを行います。
ハワイ州では、旧日本軍の真珠湾攻撃による犠牲者の追悼記念式典に参列し、生存者と対話して日本の加害の歴史に触れるほか、1990年に友の会が中心となってホノルル市に寄贈した「長崎の鐘」をホノルル市民らと鳴らして平和への思いを広げます。
鈴木市長から預かったホノルル市長への親書には「ホノルル市民と長崎市民との友好が一層深まり、対話を通して信頼を育む『地球市民』の精神が世界中に拡がっていくことを心より願っています」と記されています。
県被爆者手帳友の会 朝長万左男会長(82):
「これからのアメリカを担っていくアメリカの若い世代、大学生を中心に対話と信頼醸成の機会にしたいと思っています」
友の会は帰国後、報告集会を開く予定です。