ワークライフバランスを重視する働き方が広がる中、従業員の満足度や人材確保に直結する福利厚生の充実が注目されています。長崎市で、中小企業向けの福利厚生事業を展開する財団法人が、新規加入を呼びかけています。
ホテルのディナーコースが2200円引き。「推し」のコンサートも2000円の助成が受けられます。月々500円の会費で、従業員が利用できる福利厚生の一例です。
利用している会員:
「今物価高とかあるんで少し生活しやすくなる制度かなと」
長崎市桜町の「長崎市勤労者サービスセンター」。長崎市、時津町、長与町の中小企業で働く人たちの福祉向上を目的に、慶弔お祝い金などの給付や、自己啓発のための宿泊・チケット代の助成など、社員のリフレッシュや仕事のやる気アップにつながる事業を幅広く展開しています。
長崎市勤労者サービスセンターハマ口誠常務理事兼事務局長:
「非常に会社を選ぶ点で給料、休暇、もうひとつ福利厚生という面が非常に注目されていてどうしても小規模な事業者は足りていないというところで、私どもの制度を利用することで大企業と同じような福利厚生制度を利用することができる」
高齢化やコロナ禍で個人経営や小規模事業所の廃業が相次ぎ、会員数は減少傾向。事務局は、11月末までの新規加入で入会金が無料になるなどのキャンペーンを実施し、福利厚生の充実を呼びかけています。
ハマ口事務局長:
「できたらこれを機会にお安く入れるお得なキャンペーンになっているので、小規模の事業者さんにご検討いただいて加入いただければ」