「AI」や「IoT」などの最新技術を活用し、学生たちが、開発したユニークな製品を発表するコンテストが開かれました。
亀山電機が主催した「学生ものづくり&アイデアコンテスト」には、佐世保高専と長崎総科大から11チームが出場しました。学生たちは、絶景ポイントなどを紹介し、長崎の坂道を楽しめるアプリや、高齢者の死亡事故を減らすための警告装置など、発想が光る製品を審査員の前で発表しました。
【認知症者の行方不明や死亡事案を減らす施錠システムを開発】
佐世保高専2年・中村咲人さん(16):
「体験談に基づいていて友達からそういう話を昔聞いてそれがずっと衝撃的で心残りだったので(認知症高齢者の死亡事案などを)いち早く、今すぐにでも改善したいと思って自分がそうなりたくないのもあるしそういう人を1人でも減らしたいと思って取り組みました」
【聴覚障害者が振動や光で曲のリズムやテンポを体感できる製品を開発】
佐世保高専2年・谷井亮仁さん(17):
「聴覚障害者向けの何かを作ろうと思って、音楽が世界や環境の壁を超えるということで曲を聞くのではなく別の手段で楽しむという誰でも同じ環境で曲を楽しめたらなとの思いでこれを作ってます」
審査の結果、最高賞の金賞を受賞したのは、物忘れが増える高齢者の物探しを手助けし、見守りも行えるデバイスを開発した佐世保高専のチーム。メンバー5人には、賞金10万円とレポートを書くための海外旅行券が贈られました。
佐世保高専3年・城野生羽さん(18):
「うれしいです。開発したデバイス自体をもっと精度良くみんなが使えるようにしていきたいのと色んな場所で使えるようなものにしていきたいと思っています」
審査員からは、「面白い作品が多く、世の中の役に立つ研究をさらに進めてほしい」とエールが送られました。