ガソリン税の暫定税率の廃止に向け、13日からガソリン価格を抑える補助金が1リットル当たり15円に引き上げられました。長崎市では、自動車税の廃止や見直しを訴える街頭活動が行われました。
JAF長崎支部などが、ガソリンの二重課税や自動車重量税などの廃止を訴えるチラシ約400部を配りました。JAFが今年4月から8月に行った15万4000人以上を対象としたアンケート調査の結果、98.8%がマイカーにかかる税金を「負担に感じる」と回答しています。
JAF長崎支部推進課事業係 奥田美有さん:
「まだまだ車両重量税や環境性能割など国民の皆様にとって負担に感じる方がほとんどだと思うので、声を実現する力のひとつになればいいと思っています」
資源エネルギー庁によると、10日時点の県内のレギュラーガソリンの価格は、1リットル当たり181.4円で、全国で2番目に高い水準です。
県石油商業組合の調べでは、輸送コストがかかる離島地域は196.2円となっています。(全国平均173.5円)
ガソリン暫定税率の廃止に向け、政府は石油元売り業者への補助金を13日から2週間ごとに5円程度、段階的に引き上げます。ガソリンスタンドでの価格には、数日後から徐々に反映される見通しです。