任期満了に伴う来年2月の知事選について、自民党県連は、新人で元副知事の平田研氏(58)の推薦を党本部に上申しました。
知事選をめぐっては、出馬を表明している現職の大石賢吾知事(43)と、新人で元副知事の平田研氏(58)がともに自民党県連に推薦を求めていましたが、県連は平田氏の推薦を決めました。
県連の加藤竜祥会長らは13日午後、自民党本部で鈴木俊一幹事長や古屋圭司選挙対策委員長と面会し、平田氏の推薦を上申しました。
衆院議員・自民党県連 加藤竜祥会長:
「とりあえず受け止めるということでございました。受理はされたと思います」
党本部が正式に平田氏を推薦するかどうかを判断します。
県連が平田氏推薦を決定するまでの過程では、現職の大石知事を推す声も根強く議論は紛糾しました。国会議員や県議らがメンバーの選挙対策委員会で行われた意向調査(投票)では、平田氏推薦17票に対し、大石知事推薦16票とわずか1票差でした。
自民党を支持する県医師連盟や県農政連盟、県建設業協会などの業界団体は大石知事の支援に回り、前回の知事選同様、「保守分裂選挙」となる可能性が高まっています。
衆院議員・自民党県連 加藤竜祥会長:
「4年前の我々自民党の反省がございますので県連が一丸となるために、負けた側がですね勝った側をしっかりと支えていくという申し合わせの上で意向調査をしているわけですから、県連の決定は重いということをですね、しっかりとお伝えをさせていただきました」
知事選は来年1月22日告示、2月8日投開票です。