雲仙市の仁田峠周辺では、紅葉の色づきが進み多くの観光客でにぎわっています。
仁田峠の駐車場には、県外ナンバーの車が並んでいました。
牧山貴光記者:
「いまから妙見岳展望所に向かいます。ロープウェイで空中散歩です。風が頬に当たると冷たいです」
県内有数の紅葉の名所として知られる雲仙・仁田峠。ロープウェイから見下ろすと、山肌が赤やオレンジに染まり、秋の深まりを告げています。雲仙で紅葉する植物は、カエデやモミジ、ドウダンツツジなど120種を数えます。
牧山貴光記者:
「標高約1300メートルの妙見岳展望台の午前10時すぎの気温は12℃。雲仙ロープウェイによるとこの時期としてはまだ暖かいそうです」
観光客らは、色づいた紅葉と雄大なパノラマをカメラに収めていました。
名古屋からの夫婦:
「紅葉も思っていたより綺麗、ちょっと早すぎたかなと思ったけど」
「どうですか長崎の旅は」(記者)
「軍艦島、良かった思った以上。きのう稲佐山の夜景綺麗でした。長崎好きになりました」
長野県・南アルプスの山小屋で働く男性。夏山シーズンを終え、今は車で日本中を巡っているそうです。
「仙丈ケ岳っていう南アルプスの山の山頂直下の山小屋で働いています」
「雲仙は季節なんですけどどうでしょうか」(記者)
「ちょっと早かったかな、でも気持ちいい。僕、家は北海道で働いている所は標高が高い所なんで九州は暖かくていいです。山も海も川も綺麗だし、毎年来ます」
外国人観光客も、雲仙の美しい自然を満喫しています。
ロシアの家族:
「ベリービューティフル」
フランスから:
「二ホンキレイ」
標高1333メートルの妙見岳の頂上に登ると、はるか東の方向に阿蘇山がくっきりと見えました。紅葉の見頃は、例年10月下旬から11月上旬ですが、今年は10日ほど遅く、6日時点で、色づきは6割ほどだということです。
雲仙ロープウェイ 本多浩二事業部長:
「先週から色づき始めてきのう、きょうと気温が下がりましてきのうよりさらにきょう色づいている感じ。ここの紅葉は、ロープウェイから眺める紅葉が一番の見所、ぜひロープウェイから素敵な紅葉を眺めていただければ」
仁田峠の紅葉は、今週末から来週にかけてが一番の見頃で、その後、ふもとの雲仙温泉街へと紅葉が下りていきます。