長崎くんちは9日午前、各踊町は諏訪での最後の奉納を終えました。
後日(あとび)の奉納は川船の榎津町から始まりました。諏訪で最後の網打ち。網打船頭の放った網は…大きく広がり一網打尽。根曳衆も万雷の「モッテコイ」に伝統の右回しで応えました。
榎津町 根曳小渕凜太さん(24):
「圧巻の光景でした。今回最後はすごく楽しめて…よかったです」
プロの芸妓衆が演じる新橋町の「本踊阿蘭陀万歳」。コミカルな演技に諏訪の観客も何度もショモーヤレをかけました。
新橋町才蔵 桃羽さん:
「たくさんの方々に支えられてお諏訪さんのおくんちがあってるっていうのを最後の奉納ですごく感じました」
青龍と白龍が秋空に躍動する諏訪町の龍踊。息ぴったりの「棒交代」に踊り場も歓喜の渦。
諏訪町龍方 山下俊雄さん:
「言葉にできないくらい感動しますね。終わってほしくないなって気持ちでいっぱいですね」
6カ町はこのあと最後の庭先回りを務め、夜には町に戻り「仕舞踊」でくんちは幕を閉じます。