長崎くんちの前日(まえび・初日)、諏訪神社の中庭では伝統の「流鏑馬神事」が執り行われました。
長崎くんちの成功と市民の幸せを祈願する「流鏑馬神事」は、長崎諏訪流鏑馬奉賛会の本田殖也代表(50)ら射手4人と「射手見習い」の2人が奉納しました。観客が見守る中、矢が的に見事命中すると大きな歓声と拍手が沸きました。
中学3年生の池田和華さん(14)が乗ったのは、去年、競走馬として現役を引退した「レッドジェネシス」。父親は、実はあの名馬、無敗の三冠馬として、圧倒的な強さで競馬ファンを魅了した「ディープインパクト」です。
武雄流鏑馬籐武会・池田和華さん(中3・14):
(Q馬の調子は)「きょうはめっちゃ良かったと思います。長崎くんちで初めての流鏑馬だったんですけど、満足できる結果になったのでとてもうれしいです」
長崎諏訪流鏑馬奉賛会 山里小5年・本多美咲子さん(11):
「去年は当たったんですけど割れないで心残りがあって、今年ちゃんと割れたので安心しました。神様たちにも喜んでもらえるように、ちゃんと放てて良かったと思ってます」
矢が当たった「当たり的」は、御利益があるとされていて、多くの人たちが買い求めていました。