諏訪神社の秋の大祭長崎くんちまであと4日。3日夕方からは踊町が衣装や道具などを披露する「庭見世」が行われます。
長崎市の中央公園では、「大漁万祝恵美須船」を奉納する賑町の根曳たちが午後5時からの庭見世に向け準備を進めています。
庭見世は、傘鉾や、演し物に使う道具・衣装・楽器・出演者に贈られたお祝いの品々を飾りお披露目するものです。
賑町・渡辺秀孝自治会長:「急遽テントを張ったがテントの中に収まるようにディスプレイしないといけないので大変に困っております」
親船「恵美須船」はビニールで覆って中央公園で披露しますが、雨の状況によっては子どもたちが曳く「宝恵舟」、「豊来舟」の展示は検討し、庭見世の終了時間が早まる可能性もあるということです。
賑町・渡辺秀孝自治会長:「傘さしながらくると思うが、混雑が心配でそれによって事故がないようにしないといけないからそれを一番懸念しております」
「詩舞」と「曳壇尻」を奉納する新大工町は新大工町商店街で準備を進めています。雨の影響で曳壇尻の展示場所が新大工町ファンスクエアもみじ広場から格納庫内に変更されました。
新大工町自治会長・青木賢三さん(71):「あいにくの雨模様ですけれども庭見世に向けて一生懸命、準備に取り組んでいただいておりますので夕刻のご披露までには間に合うんじゃないかと思っております」
県内は大気の状態が非常に不安定で、庭見世が始まる夜のはじめ頃から夜遅くにかけて雨脚が強まる予報です。天気の急変にご注意ください。
「阿蘭陀万歳」の新橋町は午後5時から料亭一力。「川船」の榎津町はベルナード観光通り。「龍踊」の諏訪町は諏訪小学校と町内の本田マンションガレージで午後6時から。「櫓太鼓」と「本踊」の西古川町は中島川沿いの岩永金物店横の駐車場で行います。