長崎くんちまであと11日。最終的な準備を進める今年の6つの踊町が、本番前の行事「庭見世」や「人数揃い」の詳細を発表しました。
庭見世の見どころと演し物の仕上がりは?
「庭見世」は10月3日(金)の夕方から、それぞれの踊町で傘鉾や出演者の衣装、奉納に使う曳き物や道具などを並べて一般公開するもの。翌4日(土)の「人数揃い」は本番の衣装を着て、町の人や関係者に演し物の仕上がりをお披露目するリハーサルです。
「本踊 阿蘭陀万歳」の新橋町の「庭見世」は、「料亭一力」で一括して披露。「人数揃い」は眼鏡橋のたもとで行います(午後1時から)。
新橋町・本馬健三会長:
「万歳才蔵お二人は表情豊かになってちょっと安心したところ」
龍踊の諏訪町は、諏訪小学校で傘鉾や子龍、孫龍。町内のガレージで白龍・青龍を展示し、人数揃いは諏訪通りを巡ります(午後1時半から)。
諏訪町・山下寛一総監督:
「うちの青龍、白龍には雄と雌のシンボルがついてます。8番9番の合い中に縫い付けてあります。それを書いたのが河童の漫画で有名な清水崑さん。もし見られたらご覧になってください」
詩舞・曳壇尻の新大工町はファンスクエアなどで曳壇尻や衣装を展示。人数揃いは上長崎地区ふれあいセンターで本番さながらの演技を披露します(午後1時半に町事務所出発)。
新大工町自治会・青木賢三会長:
「詩舞も曳壇尻も本番に向けてのコンディション、精神的なところも含めてのコンディションづくりに励んでいるところでございます」
川船の榎津町は、庭見世、人数揃いともにベルナード観光通りを中心に行います(午後2時から)。
榎津通り自治会・城谷富好会長:
「傘鉾の垂をですね、昔の三社紋の垂がありまして、これもったいないなということで、サプライズにしようと思ってたんですけど、まあサプライズにならないかなと思いつつ、2枚飾る予定にしています」
櫓太鼓・本踊の西古川町は、中島川沿いの岩永金物店隣の駐車場で、弓取り方の化粧回しや町ゆかりの力士らの手形などを披露します。人数揃いは町事務所前で行います(午後2時から)。
西古川町川端通り会・岩永和之会長:
「歴史的な部分も含めて展示したいと思っているのでよろしくお願いいたします」
大漁万祝恵美須船の賑町。庭見世、人数揃いともに中央公園で行います(人数揃いは午後1時から)。
賑町自治会・渡辺秀孝会長:
「日本でも格大のひと吹きで吹いた満珠が傘鉾に乗ってますので、それを見ていただければと思っています」
また、7日(火)からの3日間で行われる庭先回りのマップを26日から商工会議所などで配布しています。