原爆犠牲者を慰霊するため、被爆80年の今年も爆心地公園が平和を祈る光に包まれました。
今年で31回目を迎える「平和の灯」は、平和への願いを込めたメッセージをバルーン100個とともに空に放って始まりました。原爆の惨禍を忘れることなく、若い人たちに平和の尊さをつないでいくために続けられています。
「ずっと平和でありますように」「長崎を最後の被爆地に」。爆心地公園の原爆落下中心地碑を囲むように並べられたのは、市内の小中学生らが手作りした約2800本のキャンドル。
一本ずつ灯りがともされると、平和を願う柔らかな光で包まれました。
西城山小学校5年:
「平和って書いた。平和がいいからです」
80年前、この地の上空で炸裂し、一瞬にして多くの命を奪った原爆。訪れた人たちは原爆で亡くなった犠牲者たちに祈りを捧げ、平和への思いを一つにしました。