長崎市出身のシンガーソングライターさだまさしさん(73)が被爆80年を前に6日、19年ぶりの平和コンサート「夏 長崎から2025」を開催します。
コンサートを前に平和への思いを語りました。
さだまさしさん(73):
「自由に音楽ができる場所が無数にあることが平和の1つの象徴」
さだまさしさん(73)は1987年から平和コンサート「夏 長崎から」を毎年8月6日の広島原爆の日に合わせて、県内で開いてきましたが開催から20年を区切りとして2006年の公演を最後に休止していました。それから19年が経ち被爆80年の節目を迎える今年、「音楽は平和の象徴」という思いから、再び開催することを決めました。
さださんは長崎のテレビ・ラジオ6局が初めて共同で立ち上げた「被爆80年 長崎メディア共同プロジェクト」に共鳴し、コンサートを前に報道陣に平和への思いを語りました。
さだまさしさん(73):
「大量兵器でたくさんの人を殺すという戦争状況だけは僕は認めたくない。(Q.被爆80年をどう捉えるか)これは戦争の名残ですから、戦争が終わったということが一番大事な事。次に、原子爆弾は戦争を終えるために使ったとアメリカの人たちは昔言っていたけどそれは正しくないと僕は思っている。どうあっても一般人を大量に人の命を奪うというのはいくら戦争でも許してはいけない。だからこれ長崎が最後でありますように」
「夏 長崎から2025」は6日に稲佐山公園野外ステージで午後5時に開演します。
さだまさしさん(73):
「希望を持ってあしたの長崎を、あしたの日本を、未来の長崎を、未来の日本を良くするためには、一人ひとりが自分の周りの人を大事にすることから始めないと」