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2025/9/25(木) 19:57

「『東條』という名前として何をすべきかということが私のミッション」 東條英機元総理のひ孫が考える今と未来 敵対したリーダーたちの子孫集う

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被爆80年の今年、かつて敵対していた国々のリーダーの子孫が長崎市を訪れ、平和への思いを伝えました。

9月19日、長崎市の平和会館ホールで開かれたシンポジウム、「HOPE NAGASAKI~長崎から未来へ希望を繋ぐ~」。戦争や平和を考えるきっかけにしてもらおうと、長崎青年会議所が主催し、約370人が集まりました。

ゲストは、かつて敵対していた国々のリーダーの子孫たち。太平洋戦争を開戦に導いた東條英機元総理のひ孫、東條英利さん(52)。広島・長崎への原爆投下を決断したトルーマン大統領の孫、クリフトン・トルーマンさん(68)。「インド独立の父」として知られるマハトマ・ガンジーのひ孫、トーシャ・ガンジーさん(65)。ナチス将校の孫、ジェニファー・テーゲさん(55)。アウシュビッツ生存者の孫、マガリ・ブロシュさん(68)の5人です。

5人はNPO法人「アースキャラバン」が、日本各地で平和の思いを伝えるプロジェクト「HOPE80」の一環で長崎市を訪れ、過去の対立を超えて平和な未来を作るために行動することの大切さを伝えました。

東篠英機のひ孫東條英利さん(52):
「戦後の東條家、割と父とかも苦労しているところがありまして、終戦時小学2年生の時に、担任が全員拒否、祖父は仕事が一切ない、そういう厳しい状況、環境の中で生き抜いてきたというのを知りまして、そうすると私も生まれて良かったのかなとか、色々悩んでる時代もあったんですけど。いま改めて思うのが、戦時の方々が耐え忍んだ結果、今の自分があると思うように思いまして、今この『東條』という名前として何をすべきかということが私のミッションとして考えられるようになりました。」

「不思議なことに皆さん戦争は嫌いだと私も認識してるし、理解もしています。でもいまだ国際法上、戦争という行為は外交的に認められているわけですね。そういう矛盾した社会にいまだに我々はいるとなるともう少しそこら辺の根本を、我々真剣に考える必要があるんじゃないかなと思います。」

「今、ウクライナとロシアが戦争しているという中で、和解をしようといっても難しいと思うんですね。でも、100年後に、『100年前に第二世界大戦の人たちは和解し合えたんだ』というそれこそ希望をこの瞬間に皆さんと作ることができれば、将来の皆様に可能性を残せると思うんですね」

米国トルーマン大統領の孫クリフトン・トルーマンさん(68):
「トルーマン大統領の孫と東條英機のひ孫が、今、ただの知り合いではなく友人となっていることはすごいことだと思います。大事なことはなぜ戦争が起きてしまったのか、どのような道をたどってきたのかということ。手を取り合って助け合いながら、同じことが二度と起こらないようにしなければなりません」

マハトマ・ガンジーのひ孫トーシャ・ガンジーさん(65):
「衝突は互いの『違い』を認めないから起こるのです。争いのない世界を作るためには、互いの違いを理解し、尊重し合わなければいけません」

メンバーは今回の日本ツアーで8日から22日まで、東京や広島、長崎など国内10カ所を巡りました。

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