15日で太平洋戦争の終戦から80年です。被爆地・長崎では不戦を誓う集いが開かれ、戦争犠牲者を追悼しました。
爆心地公園の横にある「核廃絶人類不戦の碑」の前に被爆者や高校生らおよそ40人が集まりました。
被爆者・竹下芙美さん(83):
「ガザの子どもたちの映像を見たりすると私たちがちょうどあの原爆投下された時の画と重なるんですね。日本だけじゃなくて地球上から戦争というものをなくさなければいけないと本当に強く思います」
長崎被災協の田中重光会長(83)が危機感を示すのは、戦争や被爆の記憶の風化です。
長崎被災協・田中重光会長(83):
「日本人一人ひとりが考えるそういう大きな分岐点に現在なってるんじゃないかと」
活水高校1年・平和学習部(母方の祖父母が被爆者)
田添真菜さん(16):
「(戦争が)すごく歴史的な、物語的な部分になりつつあるなと思う。私たち同世代に広めたり次の世代にバトンタッチできるようにしていかないといけないなと感じます」
参加者たちはすべての戦争犠牲者に黙とうを捧げ、戦争と核兵器のない世界を未来につなげていく思いを新たにしました。