県内の最低賃金を決める審議会は最低賃金に関する異議申し出を審議し、9月2日の答申通り時給「1031円」への引き上げが適当と決定しました。
県内の最低賃金を巡っては2日、労使などの有識者15人で構成する審議会が、現在の時給「953円」から「78円」引き上げ、12月1日から「1031円」とするよう長崎労働局長に答申していました。
これに対し17日までに生活協同組合ララコープ労働組合から、「さらなる引き上げ」と「1日も早い発効」を求める異議の申し出がありました。
審議会は改めて議論し、「これまでの審議のプロセスに問題はない」などとして異議を却下し、答申通り改定することを決めました。
長崎地方最低賃金審議会 深浦厚之会長:
「慎重に審議をした結果、令和7年9月2日付答申通り決定することが適当であるとの結論に達したので答申をいたします」
新しい最低賃金「1031円」は、12月1日に発効する予定です。