全国トップレベルの大会「U18日清食品リーグ」の試合がハピネスアリーナで開かれました。長崎初開催となったこの大会は、高校バスケットボールの育成・強化を目的に2022年から開かれています。
インターハイやウインターカップの上位校を含む、全国トップクラスの8チームがトップリーグに参加し、約3カ月かけて総当たりのリーグ戦を戦います。ハピネスアリーナでの試合は、プロにより近い環境で高校生にプレーしてもらいたいなどの理由から実現しました。
トップリーグの試合の合間には、長崎女子商業ダンス部がパフォーマンスを披露しました。
また都道府県代表チームが集うブロックリーグには、長崎から男子・瓊浦と女子・長崎西が出場。11月末までリーグ戦を行います。
県高総体で優勝した瓊浦は、鹿児島の強豪・県立川内と対戦しました。試合開始早々、ナイジェリアからの留学生・アンドレが挨拶代わりのシュートを決め、最初の得点を奪います。続いては、スタメン唯一の3年生・小畑からアンドレにナイスパスが通り、得点します。
そして、小畑がリバウンドを取ると、ロングパスを受けた冨永から寺島。華麗な連携プレーが決まります。続く第2クオーターでは2年生の池田が外から。この試合、両チーム通じて初の3ポイントを沈めます。
今度は、寺島がスチールから自ら運んで守備から得点につなげるなど、前半を終えて、瓊浦は55対21と大量リードで試合を折り返します。
瓊浦は、各クォーター後半になると、5人全員が入れ替わりセカンドユニットで戦うなど、さまざまなことを試しながらプレー。後半もリング下の強さと息の合った連携プレーで相手を圧倒。40点以上の差をつけて、リーグ初戦で白星を飾りました。
瓊浦2年寺島慧選手:「いつもと違う体育館でこういう大きな会場できたので、うれしい気持ちがありました。九州でも強いチームに勝てるようにこれからの練習も頑張っていきたい」
瓊浦3年小畑那瑠主将:「これからも(リーグ戦が)続くと思うんですけど、まずは1勝できてほっとしています。自分たちももっと力つけて強豪校といわれる福岡大附属大濠や福岡第一、強豪校に通用するようなバスケして勝てるようなチームを作っていきたい」
瓊浦は翌日、東福岡相手に83対66と連勝を飾りました。