県内21市町のうち長崎と佐世保にしかない映画館。地域のホールで映画館さながらの鑑賞体験ができる「NCCどこでもシアター」が島原市で初開催されました。
大画面で映画を見る機会を地域に届けようと、島原文化会館で初めて開催した「NCCどこでもシアター」。「地元に恩返ししたい」という島原市の星野建設が企画に賛同し、無料の上映会に252人の応募がありました。
上映した作品は、観光スポット・島原鉄道の大三東駅をイメージした、高倉健主演の名作「幸福の黄色いハンカチ」です。
映画館で使用する機材を搬入し、デジタルリマスターされた作品をスクリーンに投影。反響が大きいホールでもクリアに聞こえるよう音質を調整し、映画館クオリティーを実現しました。
東映エージエンシー映画営業局映画事業部千葉利昭課長:
「映画っていうのはサブスクと違って多くの方々が暗闇の中で同じ感動を共有する。奇麗な映像と音響を存分に楽しんでいただけたらと」
次回は11月15日(土)、島原市有明総合文化会館で、三船敏郎・石原裕次郎の2大スターの共演で描く「黒部の太陽」を上映します。