全国で公開中の映画「こんにちは、母さん」の特別上映会が五島市で開かれ、主演の吉永小百合さんが全国のお母さんへの思いを語りました。福江文化会館に集まった1000人を超える市民。今月1日に封切られた山田洋次監督の最新作「こんにちは、母さん」の特別上映会は五島列島に自生する椿で地域活性化を目指している「五島の椿プロジェクト」が映画館のない五島市で市民に映画を見てもらおうと企画しました。吉永小百合さん「今の時代に前を向いて一生懸命生きようとする私年代の母さんをやりました」映画は仕事も家庭もうまくいかず、久しぶりに東京下町の実家を訪ねた大泉洋さん演じる「昭夫」が地味だったはずの吉永さん演じる母「福江」が華やかな服装になり恋愛までしている様子に戸惑うストーリー。これまでとは違う「母」と新たに出会い、見失っていたことに気付かされます。変わりゆく令和の時代に変わらない母の愛を描く親子の感動の物語です。五島での舞台挨拶は前作に続き3回目の吉永さんは観客を前に「何度もこの五島に伺って美しい自然、おいしい食事温かい島の方々にお会いしてきました。皆さんにとってそれぞれお母さん、母さんというのはいろんな形で胸の中にあると思いますけども、この映画を見てそれぞれご家族のこと、もしお母さまがお元気だったらお母さまとのこれからのこと、いろんなことを考えてまた前に進んでいっていただきたい」と語りました。映画「こんにちは、母さん」は県内ではTOHOシネマズ長崎など3館で上映中です。