4年前、海上自衛隊佐世保基地で当時20歳の男性隊員が自殺したのは上官のパワハラなどが原因として両親が国に約7800万円の損害賠償を求めた裁判で和解が成立しました。
2021年、海上自衛隊佐世保基地の護衛艦「あけぼの」の艦内で、当時20歳で海士長だった西山大弥さんが自殺し、その後公務員の労災に当たる「公務災害」に認定されました。
両親は2023年、海上自衛隊が上官のパワハラや長時間労働を防ぐことを怠ったとして、国に対し、約7800万円の損害賠償を求めて提訴。両親側は西山さんがほかの未成年の同僚らと飲酒したところ、上官は西山さんだけに反省ノートを毎日書くよう指導したり、護衛艦から出ることを無期限で禁止したりしたなどと訴えていました。
両親の弁護士によりますと、国側が両親に解決金を支払うことで29日に和解が成立し、和解条項には護衛艦の艦長が西山さんに長時間労働させ、強度の心理的負荷をかけたことを認めたうえで遺憾と哀悼の意を表することや、自衛隊員の自殺防止の取り組みを誓うことも盛り込まれています。